2016年06月02日

∧∧∧山にまつわる怖い話Part6∧∧∧


819 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/02/15 02:40

アメリカで山岳ガイドに聞いた話。

あるインディアンの居留地になっている山の頂に、聖なる湖があるという。
その水は澄み切っているが、底が見えるほど浅くはない。

かつては年に一度、インディアンはこの湖で祭りを催していた。
祭りの夜になると、湖の底から光が射してきて、水が宝石のように輝いたそうだ。
輝く水面に娘たちが船を漕ぎ出し、贈り物を収めた籠を、水の中に静かに下ろしていく。
籠が水底につくと、やがて結ばれた紐が引っ張られる合図がある。
引き上げられた籠の中には、この土地では取れない品々が換わりに入っていたそうだ。
その後、湖に向かい感謝の意を込めて、夜を徹しての宴が開かれていたと伝わる。

もうこの祭りは行われておらず、何を交換していたのかも定かではない。
湖の底から光が射すこともなくなった、と言われている。
一体、彼らは何者相手に物々交換をしていたのだろうか。


2016年06月01日

∧∧∧山にまつわる怖い話Part11∧∧∧


673 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/08/17 00:46 ID:xes23ovJ

知り合いの話。

仕事でイギリスに出張した際、現地の同僚から変わった話を聞いたという。

その同僚がまだ幼い頃、彼の家では犬を飼っていたそうだ。
実家の山村からもらった、白い雑種犬だった。
色々と変わった所のある犬だったらしい。
普通、犬猫の類いは、目を見つめるとすぐに視線を逸らす。
好奇心や注意が続かないためらしいが、その犬はじっと見つめ返してきた。
根負けして視線を外すのは、いつも彼の方だったという。

ある日、身体の調子が悪く、学校からいつもより早く帰宅した。
門を潜り庭を歩いていると、いつもは彼を迎える犬が出てこない。
どうしたのかな?と思い、犬の名前を呼びながら犬小屋を覗いてみた。
愛犬の姿は見当たらず、小屋の床には何か毛のような物が堆積していた。



674 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/08/17 00:46 ID:xes23ovJ

持ち上げてみて、思わず悲鳴を上げる。
それは可愛がっていた犬の毛皮だったのだ。
悪い冗談のように目と口が黒い穴を開けており、微かに温もりが残されていた。

ショックで泣き喚きながら、母屋へと駆け込んだ。
驚きながら迎えてくれた母親に、「犬が剥かれちゃった」と訴えた。
慌てて外に出ようとする母子に、「バウッ!」という吠え声がかけられた。
見ると、玄関のすぐ外に犬が座り込んで、尻尾を振りまくっていた。
犬は激しく息を弾ませていた。まるで慌てて駆け戻ってきたかのように。
それを見た母親が、「嘘を吐くのもいい加減にしなさい」と説教をする。
いくら「本当に見たんだ!」と言っても、もう相手にされない。

奥に引っ込んだ母親を恨めしく思いながら、彼は犬の前にしゃがんだ。
いつもは目を逸らさない犬が、その時だけはツッと余所を向いた。


2016年05月31日

∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part64∧∧

『蛍』

425 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2012/09/21(金) 19:02:35.44 ID:GPqCegi20

友人の話。

夜、畦道を自転車でのんびり走っていると、蛍が宙を漂いながら近よってきた。
淡く点滅しながら、ふわりと前籠に止まる。
その途端に、ペダルがずしりと重くなった。
まるで誰かがもう一人、車体に腰掛けたみたいに。
思わずハンドルを取られてふらついていると、蛍は籠から飛び立ち、再び宙を舞い始めた。
蛍が離れるや否や、自転車は元通り軽くなったという。

小さな光点が山奥に消えるまで、しばし呆然としていたそうだ。




426 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2012/09/21(金) 19:05:55.65 ID:GPqCegi20

『モンダミンさん』


アメリカで聞いた話。

山裾に作られた小さなトウモロコシ畑を歩いていた。
すると行く手の細い道上に、ひょろりとした人影が現れた。
近づいてから、それが案山子だと知る。
「何で畑の中でなく、道の上に立っているんだ?」
そう不思議に思い、側まで寄ってから指で突いてみた。
途端に案山子は全身から黄色い粒をまき散らしはじめた。
唖然としたが、案山子は粒を噴出し続けながらどんどん小さくなっていく。
あっという間に道は黄色い粒で埋まり、案山子は溶けてしまったかのようにその姿を消していたという。
道から粒をすくい上げると、それはトウモロコシのばらけた実であった。
まるで案山子が、その身をトウモロコシに変化させたような気がした。

しばらく進んだところに農夫がいたので、この話をしてみた。
「それは案山子でなく、モンダミンさんだ。
 トウモロコシを人間に授けてくれたっていう精霊だよ。
 お前、粗相はしなかったろうな?」
そう言われ、自分の行為が粗相に当たるのかどうかしばらく悩んだそうだ。



2016年05月30日

∧∧∧山にまつわる怖い話Part5∧∧∧


205 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :03/12/23 00:52

友人の話。

研究調査のため、一人でキャンプしていた時のこと。
夜中にラーメンでも作ろうと鍋を探していると、奇妙なことが起こった。
取ろうとした鍋が足を生やして、するすると歩き出したのだ。
よく見ると、何か猫みたいな小動物が鍋をかぶって歩いていたらしい。

本体を見てやろうと、手を伸ばして鍋を持ち上げた。
鍋の中は空っぽだった。
驚いている視界の隅に、足を覗かせた登山帽が逃げ出そうとするのが見えた。
慌てて帽子を取り押さえたが、やはり中には何もない。
顔を上げると、妙に膨らんだ上着がテントからトコトコ出て行くところだった。
急いで後を追ったが、テントの外には風に吹かれる上着だけが残されていた。

今にいたるも、あの時正体を確かめられなかったのが悔しいそうだ。



2016年05月29日

恐い話@同人板


303 :怖い:2006/10/02(月) 23:50:06 ID:nTcqasw+

当方字書きで、昨夜、その日の分の原稿を終えてベッドに入った直後のこと。
今書いている原稿のことを考えながらウトウトしていたら、突然金縛りにあった。
あー、体だけ先に寝ちゃったんだなと思ってたら、数人の人の声がして、
左手がぐいぐい強い力で引っ張られた。
しかもよく聞いてみると、連中(若い声だが男か女かわからない)は、
「こっちへ来い」みたいなこと言っているらしい。
つか、そっちは壁なんだが……。
本能的にこのままではヤバイと恐怖を感じ、力技で金縛りを強制解除。
これて終わったと思ったが、なにやら様子が変。
寝た振りしながら辺りをうかがうと、妙に周りが明るい。
寝る前に確かに電気は消したし、今夜は今の時間では月はでていないはず。
うちの寝室は2階で、電気をつけようと人が歩けばどんなに気をつけても必ず床が微かに音を立てるはずなのに、
それらしい物音はいっさい聞こえてこない。
唐突に光は消えてその後はすぐに眠ってしまったが、
あの時、あのまま引っ張られてたらどうなってたんだろう。
また引っ張られても行く気はないけどな。

そう言えば、以前にも別の部屋で寝てて金縛りにあった時、小さな男の子の笑い声で左手を引っ張られたんだが、
なんか左手って意味があるんだろうか?


カテゴリ: 同人板の恐い話
2016年05月17日

∧∧∧山にまつわる怖い話Part9∧∧∧

510 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :04/06/06 03:48 ID:RbBRa137

友人の話。

ツーリング仲間と二人で、林道を走っていた時のこと。
夕暮れになり、そろそろ野営地を探そうかと考えていると、
なだらかな谷間に作られた、小さな集落に出たそうだ。
夕餉の支度をしているのか、各家から煙が上がっている。
窓に映る明かりが揺れているのは、今どき蝋燭でも使っているのだろうか。

広場でもあれば野営させてもらおうかと、彼らは集落に足を踏み入れた。
その途端、すべての家の明かりが同時にパッと消えた。
それがあまりに唐突だったので、二人はひどく動揺した。
急に薄闇が、その濃さを増したかのように思える。
即行で集落内を走り抜けた。

しばらく走ってから振り返って見ると、
まるで何事もなかったかのように、集落には再び明かりが灯されていたそうだ。

2016年05月17日

∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part63∧∧


431 :雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ :2012/07/21(土) 20:15:51.24 ID:gMq9PSoY0

アメリカで聞いた話。

木立の中で一服しようと、手近な幹に背を持たせ掛けた。
すると幹が身動ぎし、よろけて地面に腰を着いてしまう。
吃驚して見上げたところ、先程までの樹木が、一人の男性にその姿を変えていた。
背丈が二メートル以上はある大男だった。体臭なのか、きつい匂いが鼻をつく。
驚いたことにその大男は、頭からバッファローの毛皮を被っていた。
不思議なことに、顔に当たるところが闇を流したかのように真っ暗で、表情を窺うことは出来なかった。
大男はもう一度大きく身動ぎすると、森の奥へ姿を消したという。

後日、インディアンの血を引く知り合いに聞いた話では、
それは恐らく昔から『樹木の人』と呼ばれている精霊だろうということだった。
人間に出会すと、様々な樹木に化けて身を隠し、場を遣り過ごすのだという。
なぜか、決まっていつも野牛の毛皮を身に付けており、その顔や肌を人には見せない。
白人の入植者達からは、『バッファローマン(野牛男)』と呼ばれていたそうだ。
あちらからは人間に絡んでこないから、特に危険な存在ではない。
そうも言われたが、森の中で毛皮を被った大男と対面するというのは、それだけでもかなり恐ろしい経験だったそうだ。

2016年05月16日

実話恐怖体験談その21(拾四段目)


99 :本当にあった怖い名無し:2009/09/26(土) 16:56:37 ID:GMH8FdzBO

小6の時、実家の二軒並びに建ててあったうちの一軒を建て替えた。
図面を見て祖父は大反対した。「水場と玄関の位置が悪いから変えろ」と言っていたと思う。
だかしかし、父は祖父の話を無視して家を建て替えた。

家が建ちあがり、初めて部屋を与えられたものの、
なんだか1人の部屋が嫌で、姉と8畳の洋間で過ごす事にしたんだが、
その部屋にしてから暫くして、姉が金縛りにあった。
足首を掴まれて引きずられたらしい。
感触もリアルに、体と布がすれる感じがしたらしい。
次の日に足を見たら、綺麗に掴まれた所に手形が…。

その数日後、次は私が金縛りに。
なんだか息苦しくて、息苦しくて目をあけたら、
肘から下だけしか見えなかったけど、自分の首を絞めてる2本の腕が…。
真っ暗は怖いからテーブルランプをつけていて、体が見えないなんて有り得ない状況なのに、
見えたのは肘から下だけだった。

次の日、私の首にも手形が。
手形が消えるまで学校を休んだよ。

流石に洋間は怖いから、別々に6畳の部屋に移ったが、私の部屋の隣が洋間。
私達が使わなくなってからは軽く物置状態に。

暫くは何事もなく過ごしてたけど、気づいたらいつも何か視線を感じる様になった。
飼ってた犬は部屋に来ると吠えるし、猫は壁とにらめっこして退室…。
嫌だなぁと思っていたんだが、その事を友達に話したら、「隣の部屋になんか居るんじゃね?」との事。
友達を説得してその部屋を見て貰うと、
置いてあった日本人形と夫婦達磨が、綺麗に私の部屋の方に向いていたとの事。
怖いから親に別の所に移して貰った。
祖父にその事を話したら、建てた条件が悪いからだと何故かあたしが怒られた。涙

今はその家に住んでないけど、
いつ行っても空気が気持ち悪いし、2階は行くに行けない空気たっぷりだし、最悪な実家です。
兄は普通にそこで暮らしてるから凄いと思う。
兄曰わく、「なんか居るから、1人じゃないって思えて寂しくないからいいよ♪」との事…。


カテゴリ: 実話恐怖体験談
2016年04月15日

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?4


429 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/04/11(水) 06:03

すいません、確かここの過去ログだったと思うのですが、
『天皇陛下の為に』と書かれた紙と、誰かの髪の束?みたいなものの、呪いの話があったと思うのですが、
過去ログみても見当たりませんでした。
どなたかご存知の方、転載していただけないでしょうか。
過去ログにそれっぽいのがあったのですが、ログが壊れてるみたいで…


ttp://www.alpha-web.ne.jp/alpha/forum/Fun/Kowai/skowai/kowai617.htm


『後悔』
今日ここで、私が9年前から苦しめられつづけている、後悔と恐怖の記憶を、
この話を見た人に、ほんの少しづつ持っていってもらえればいいなと思い、ここにこうして書かしてもらいます。
実際になにかが憑くわけではありませんが、そう記述する事で、私自身の記憶の影がほんの少しだけ明るくなるので・・・。

9年前の体験、それは私は某保険会社に入社し、3年目に突入した矢先の出来事でした。
私は係長になり、4人の部下が居て、その中の3人(I君T君Yさん)は一週に2回、欠かさず飲みに行くくらいの仲でした。
残りの一人はこの物語には関係無いので省略させてもらいます。

その日も私達は4人で行き付けの居酒屋で食べた後、割り勘で支払いを済ませ帰る途中でした。
いきなりI君が、りんご一個がちょうど入るくらいの大きさの、見るからにぼろぼろな木箱を取り出して見せました。
それは変なしかけのある箱で、
以前流行ったルービックキューブのように、色(木目)がきちんと合うようにそろえると開く、と言う箱でした。
彼の言うには、父からもらったもので、ずいぶん昔のものらしいです。
なんでも、戦争前からあったそうです。
「父は開けれないし、どうせ戦後の焼け跡で拾ったものだから、と僕に譲ってくれました」と言ってました。
その箱を彼は、二世代隔てた今でも未だに開けられずにいるそうです。
僕はその箱を見たときから、なんとなく言いようの無い悪寒を感じていました。
僕は霊感があるほうなのでしょうか、時々、上半身と下半身の釣り合いがとれてない人とか、
足の足りない(もしくは無い)小動物等を見かけることがあるのです。
なので僕は、T君とYさんが代わりばんこにその木箱の節目をずらしたり、引っ張ってみたりしているのを見ていて、
なぜかひやひやしていました。
開け放ってしまうことを、僕の霊感が恐れていたんだと思います。

2016年04月14日


【恐怖】既女が語る恐い話【心霊】47


180 :可愛い奥様:2011/10/23(日) 00:37:48.69 ID:l/TTa4LtO

>>110野糞奥です。
私を助けてくれたおばあちゃんが教えてくれた、おばあちゃんのお兄様にあたる方(既に他界)の話。

おばあちゃんは7人きょうだいの5番目。なぜか第1、3、5、7番目が見える子だった模様。
中でも3番目のお兄様がずば抜けていて、両親は反対したが世の中のお役に立ちたいと若くして警官になった。
いわゆるノンキャリアで町のおまわりさん。
しかし持ち前の勘で、窃盗や空き巣の犯人を指名手配したすぐくらいに捕まえて来ちゃう。



181 :可愛い奥様:2011/10/23(日) 00:57:08.67 ID:l/TTa4LtO

数年後、検挙率がずば抜けていたお兄様は、腕を買われて異例の刑事になった。
刑事課では先輩から妬みで、事件の情報をもらえないなどいじめや嫌がらせを受けたけど、
いじめた奴に、
「私のような身分の者につまらんことをするなら、
 母君が亡くなる前に仕切りに気にしとった、家宝の掛軸の修理でもしたらどないです?
 何日も前から母君がうるさくてかなわん」
と言ったら先輩は恐れをなして、それからお兄様をちゃんと扱うようになった。

逮捕は毎回無駄なく鮮やかで、お兄様は退職まで署内で15回表彰を受けて、千里眼と呼ばれた。


カテゴリ: 既女が語る恐い話
怖い話・怪談カテゴリー